最近「よろず屋」に登録されたCさんご夫婦の事例です。
ご主人はアルツハイマー型の認知症。
近所で毎日行かれている飲食店のスタッフさんから、その方のことで「よろず屋」に相談が入った。包括支援センターや認知症初期集中支援チーム(オレンジサポート)に繋がり、認定調査を進め、暫定でデイの体験利用の準備が進められている。
奥様も同居されている為、生活のサポートはされているものの、
常に一緒にいるわけではなく、徘徊や通院など困りごとがやっぱりあるということから
『まちのよろず屋』の利用に繋がりました。
毎日何かしらの外出はされているようで、その都度道がわからなくなる。今はそんな状態。
ご家族だけでなく、近所・地域の方の見守りが必要となっています。
ご本人が抱えることも確かにありますが、そのご家族(奥様や子どもの時も)が抱える課題や悩みも多いのが現状。その部分は支援の対象にならないケースが多く、『まちのよろず屋』ではご本人を取り巻く環境全体のニーズをまとめて応えられる柔軟な仕組みをつくっていきたいと思っています。(⇒今後はこの部分の支援ニーズ・依頼も増えそう)
ご家族・地域包括・ケアマネージャー・オレンジサポート・デイ・近所の飲食店・そしてまちのよろず屋。
こうした多様な資源が横のつながりを持って、見守り体制をつくること。
これが高齢者だけでなく、どんな世代においてもすぐ構築できるのが理想だなと思いました。
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